【とんでもないけど笑えるし、実は深い】映画『ted(テッド)』レビュー

久しぶりにD鑑したので、テッドの1と2まとめてレビューします。ちなみに「D鑑」ってDVD鑑賞のことを言うらしいですが知ってましたか?

テッド

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〇あらすじ

1985年のクリスマス、8歳の男の子ジョン・ベネット(ブレットン・マンリー)は、両親からティディベアのプレゼントをもらった。近所の子どもたちから仲間外れにされていたジョンはぬいぐるみをテッドと名付け非常に可愛がっていた。そしてジョンは「テッドがしゃべってくれたら良いのに…」と星に願いをかける。すると翌日、なんとテッドに命が宿り「僕をハグして!」と話しかけてきたのだった。

それから27年、35歳になったジョン(マーク・ウォールバーグ)はレンタカー屋の店員として冴えない毎日を送っていた。テッド(声:セス・マクファーレン)は、一時有名になったが、今では世間からすっかり忘れられ毒舌を吐き昼からマリファナを吸う、とんでもティディベアと化していた。二人はケンカすることもあったが仲良く過ごしていた。が、ジョンの恋人ロリー・コリンズ(ミラ・クニス)から「私との将来をきちんと考えて。それには、テッドとの関係を考え直すことが必要」だと言われてしまう。ジョンはロリーとの将来を選び、テッドはスーパーマーケットに就職し同じ従業員を口説いてなんとかうまくやっていたのだが…。

 

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〇あらすじ ※ネタバレあり

テッドは、スーパーで出会った彼女タミ・リン(ジェシカ・バース)と結婚式を挙げる。しかし立会人で親友のジョンは浮かない顔…。なぜなら半年前に自分はロリーと離婚していたからだった。そんなジョンにテッドは「新しい彼女を作れ」とさんざんけしかけるのだった。

それから1年、テッドはタミ・リンの洋服代の浪費で夫婦ケンカをする。それから1ヶ月も口をきかない状態が続き、テッドが嘆いていると「子どもをつくらないと、このまま離婚だ」と、別の従業員からアドバイスを受ける。テッドは早速タミ・リンに「子どもをつくろう」と言い、静止ドナーを探すことに。

しかし、タミ・リンの体は妊娠できない体になっており、二人は養子をもらうことにする。二人に待っていた養子審査の結果は「テッドに市民権がないため、許可できない」…。これまで見落とされていたテッドの市民権に目が向けられるだろうというスタッフの言葉通り、その日以降テッドはスーパーを解雇され、クレジットカード・銀行口座をはく奪され、タミ・リンとの結婚も無効になってしまう。そんなテッドに、ジョンはマサチューセッツ州を相手に裁判を起こそうと言い、サマンサ・レズリー・ジャクソン(アマンダ・セイフライド)という女性弁護士と戦う決意を固める。

 

〇感想

とんでもない映画の第2作目をようやく観ました。1作目は結婚前だった旦那さんと見ていたのですが、私たちの感想は当時と変わらず「子どもに見せたくないし、一緒に観る相手を選ぶ映画だよね」と。観た人ならわかると思いますが、序盤の方でテッドがふざけて、ジョンのヤバい姿をカシャリと撮影し「ハッシュタグ~…」と言ってるシーン、吐くかと思いました。。

下ネタもヒドいけど、人間としてクズな言動がたくさん出てくるあたりもこの映画の特徴で、ジョンとテッドがストレス発散に行う行動がヒドすぎました。だけど本当に笑える…やられたらたまらないんだけど、でも観てて笑ってしまう私も人間として欠陥があるのかもしれないとまで思わされます。

とんでもないシーンはどこまでもとんでもなく、なのに他の部分ではやたらと深い部分を考えさせられる映画です。テッドは人間なのか物なのか、なんて重すぎるテーマだと思いました。仲良しの大人同士で「あのシーンは、このシーンは」とバカ話して「本当にこんなことがあったら…」ってちょっと真面目な感想を言い合うのが楽しいのかな。この映画は。

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