【クソ無責任で自由。人間臭すぎるヒーロー】映画『デッドプール』レビュー
嬉しい金曜日。9月は休みがたくさんだから、早めに仕事片づけておかなくちゃー。今日は、最近ちょっとヒットだった『デッドプール』のレビュー。
デッドプール
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○あらすじ ※ネタバレ注意
ニューヨークでトラブルシューターをして暮らしていたウェイドは、娼婦のヴァネッサと知り合い付き合い始める。これまでになかった幸せな日々が続き、結婚の約束をした直後、ウェイドは突然意識を失い、病院で末期のガンと診断される。ヴァネッサは必至で治療法を検討してくれたが、ウェイドは彼女を悲しませてはいけないとヴァネッサのもとを離れる決意をする。
ウェイドの友人が経営している酒場にやってきた謎のリクルーターの言葉を信じ、ガンを治療してもらい代わりに人体実験の被験者となることを決めたウェイドは、施設でフランシスという名の男から繰り返し謎の薬品を投与される日々を過ごすようになった。変異を誘発するために拷問を受けていたが、フランシスへの横暴な態度から過度な拷問を受け、全身がただれひどい姿になってしまう。同時に、ガン細胞は死滅し、ウェイドは不死身の体へと変貌した。爆発を起こし、なんとか施設を抜け出したウェイドだったが、醜い見た目になってしまったためにヴァネッサのもとには帰れずにいた。友人のアドバイス通り、全身タイツで覆面しデッドプールと名乗り、元の姿に戻してもらうためにフランシスを探しに行くことを決める。
○感想
映画では、時系列通りに物語が進むわけではありません。なので、あらすじを読んでから映画を観ただけでも最初の方は何が起きたかすぐに理解しちゃうのでご注意を。
デッドプールは、日本で公開になったとき「映画の主人公が、自分の主演映画について観客に語り掛けてくる」スタイルで話題になりました。確かに、これまでなかったかも。しかも、強くてカッコよくはあるけれど、人間臭くて自由でかなりのんきなことを語り掛けてきます。そして、ちょっぴり自虐的なナルシスト。もう、その設定だけで面白いんです。ヒーローって弱い者を助ける…みたいなイメージがありますが、デッドプールは自分のためだけに戦ってます。そのあたりも、かなり人間くさい。でも、別に関係のない人たちにケンカ売ってるわけでもないので、見ていて嫌な気持ちになりません。そして、戦っている人たちがほとんど特殊能力を持った超人的な人たちなので、ものすごいパワフルですがすがしい戦いっぷりで気持ち良いです。
何よりも、X-MENとの絡みが最高!私、X-MEN観たことないけど面白かったので、全然別物語として楽しめると思います。