【本当に体が入れ替わったように見える】映画『ザ・ゲーム(韓国映画)』レビュー

ゲームっていう映画もザ・ゲームっていう映画もあるのだけど、これは韓国映画『ザ・ゲーム』のレビューです。お間違いなく。

ザ・ゲーム

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○あらすじ

路上画家のヒドは、貧しいながらも恋人のウナとの毎日を楽しんでいた。ある日、見知らぬ番号から「男だ!お前のおかげでゲームに勝った」と電話がかかってくる。「お礼をさせてほしい」と言われるが、ヒドは電話を切った。その夜、ヒドの家に昼間の電話の男の妻だという女が訪ねてきて、ヒドは屋敷に連れて行かれる。男はノシクと言い、「ゲームをしてお前が勝ったら大金をやろう。ただし、こちらが勝ったらお前の若い体をくれ」と言う。一度は断ったヒドだったが、ウナが借金取りに追われていることを知り、ゲームに乗ってしまうのだった。

ヒドとノシクで一つずつ番号を言い合い、電話をかける。電話に出た相手が男ならノシクが、女ならヒドの勝ちだった。そして電話に出たのは、ニューハーフの男だった…。

 

○感想 ※ネタバレあり

ヒドは賭けに負け、体を奪われます。まもなく死にそうなおじいさんの体になり、誰も自分をヒドだと信じてくれず(当たり前ですが)もう見ていられないくらいしょぼん…な姿に。一方のノシクは、お金だけはある弱りきった体の老人からお金持ちの若者になることができ、もう立派な遊び人の顔へと変化。本当に二人の中身が入れ替わったように見えるわけです。すごい…!

さて、最後はヒドが元の自分の体を取り戻すべく、ノシクに再度ゲームを挑みます。その結果は特に描かれていませんが、二人が賭けていたのは『ヒドの記憶』。手術に入る前に、ノシクに術医が意味深な発言を。そして、最後にヒドがノシクのクセでタバコを吸っているシーンに。だから、ヒドは完全にノシクに成り代わられた…ということなのかな。わからないようになってるけど、なんだかもや~ぞわ~っとする物語でした。

ちなみに驚きなのが、日本の漫画が原作ということ。『チェン爺』っていうんです。チェンジ+爺=チェン爺?すごいシャレだけど、全然面白くないよね。怖い話です。

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