恋愛デトックス初期 ⑧食べられるものを食べ、横になる

一生のうち、失恋したことのない人はほぼ100%いません。誰もが経験する、失恋。それなのに、失恋の立ち直り方に関する方法はあまり世間に知られていません。なぜなら、失恋での傷心程度は人それぞれだからです。

交際相手にひどいことをされて別れても、「別れられて良かった」と落ち込むどころか、前向きにとらえられる人。長く付き合った恋人と別れても、すぐに切り替えて新しい恋ができる人。一方で、失恋後食事ができないほど落ち込む人や、先の見えない恋だとわかっていながら手放せず、眠れない日々を過ごす人もいるのです。このように、普通の生活がままならないほど落ち込んでいる人たちが、すぐに立ち上がれる人たちに「失恋が辛くて……」と相談すると、どうなるでしょうか。「落ち込んでいる時間がもったいない」「もっといい人が他にいるよ」などとアドバイスされるはずです。

これらのアドバイスは、ある意味ではとても正論です。ですが、普通の生活ができないほど落ち込んでいる人たちにとって、具体的な立ち直り方ではなく、精神論的正論はとにかく無意味。彼らが知りたいのは、どうしたら「落ち込んでいる時間がもったいない」と思えるようになるのか、「もっといい人が他にいる」と思う自分になるためにはどうしたらいいのか、ということなのです。

いっそのこと、彼と出会う前の自分に戻れたらいいのに。彼との記憶がなくなってしまえばいいのに。こんなにみじめな気持ちなのは、世界で私だけだ。私は世界中で一番不幸せだ……。そんな風に思い、悩み、出口の見えない暗闇の中にいる失恋後の人たちに、そっと寄り添い、その状況に応じて必要なアドバイスをし、そして最後には失恋の痛みを良い思い出にかえ、新たな恋で幸せになれる方法をお送りします。

まずは、恋愛デトックス初期を思いっきり働き、彼のことを死ぬほど考え、それ以外のストレスをためないようにする期間と設定し、この時期にやるべきことをまとめました。

恋愛デトックス初期 ⑧食べられるものを食べ、横になる

あなたは今、これまで通りに食欲がありますか?
夜は、いつも通りに眠れていますか?
特に変化がないという方は、読み飛ばしていただいて大丈夫です。1日中何も食べなくてもお腹がすかない、夜になっても眠くない、などの症状が出ている方は、改善できるように食べられるものを少しでも食べ、眠くなくても体を横にするように心がけてください。

人間が、生活をしていく中で、お腹が減ったり眠くなるのは当然の出来事です。ですから、空腹や眠気を感じないことは異常事態であり、大丈夫だからと食べない・眠らない日々が続くと、自分では気づかなくても体にはものすごく大きな負担がかかるのです。

病は気から、という言葉があるように、体と心の健康は表裏一体です。鶏卵ではないですが、体が弱ると、心も更に弱ります。逆に、体を健康に保ってさえいれば、心も弱り切ってしまうことはありません。ですから、とにかく体を健康状態にできるように心がけてください。

食べられるものを少しでも食べ、眠くなくても夜になったら横になりましょう。水を飲み、少しでも食べ物を体に入れれば、必要な栄養分はとることができます。眠らなくても、横になれば疲れがとれると言われていますので、自分のストレスにならないレベルで、体に優しい生活を心がけてください。

私は眠れない日々が続き、次に食べ物が食べられなくなりました。体重が7キロ落ち、その後反動で過食になり毎日5~6食とったところ、9キロ太りました。約3週間の間に、16キロもの体重変動があったために、体がついていかず、駅の階段を上り下りするだけで息切れするほど体力が落ちました。しばらくして、食欲も体重も体力も元の通りに戻りましたが、拒食・過食を境に体質が変わったことを自覚しています。

何もしたくない、彼のことしか考えられない、そんな気持ちになっているところで、自分の体の心配をするのは難しいかもしれません。それでも、「口に入れても良いかな」と思うものがあれば食べ、夜は必ず電気を消して横になることを徹底して行ってください。デトックス終了後に、元気な体で新たなスタートを切るために少し頑張りましょう!

■どんなときも、体は資本■

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