恋愛デトックス初期 ⑦彼への思いを詩や手紙にする

一生のうち、失恋したことのない人はほぼ100%いません。誰もが経験する、失恋。それなのに、失恋の立ち直り方に関する方法はあまり世間に知られていません。なぜなら、失恋での傷心程度は人それぞれだからです。

交際相手にひどいことをされて別れても、「別れられて良かった」と落ち込むどころか、前向きにとらえられる人。長く付き合った恋人と別れても、すぐに切り替えて新しい恋ができる人。一方で、失恋後食事ができないほど落ち込む人や、先の見えない恋だとわかっていながら手放せず、眠れない日々を過ごす人もいるのです。このように、普通の生活がままならないほど落ち込んでいる人たちが、すぐに立ち上がれる人たちに「失恋が辛くて……」と相談すると、どうなるでしょうか。「落ち込んでいる時間がもったいない」「もっといい人が他にいるよ」などとアドバイスされるはずです。

これらのアドバイスは、ある意味ではとても正論です。ですが、普通の生活ができないほど落ち込んでいる人たちにとって、具体的な立ち直り方ではなく、精神論的正論はとにかく無意味。彼らが知りたいのは、どうしたら「落ち込んでいる時間がもったいない」と思えるようになるのか、「もっといい人が他にいる」と思う自分になるためにはどうしたらいいのか、ということなのです。

いっそのこと、彼と出会う前の自分に戻れたらいいのに。彼との記憶がなくなってしまえばいいのに。こんなにみじめな気持ちなのは、世界で私だけだ。私は世界中で一番不幸せだ……。そんな風に思い、悩み、出口の見えない暗闇の中にいる失恋後の人たちに、そっと寄り添い、その状況に応じて必要なアドバイスをし、そして最後には失恋の痛みを良い思い出にかえ、新たな恋で幸せになれる方法をお送りします。

まずは、恋愛デトックス初期を思いっきり働き、彼のことを死ぬほど考え、それ以外のストレスをためないようにする期間と設定し、この時期にやるべきことをまとめました。

恋愛デトックス初期 ⑦彼への思いを詩や手紙にする

付き合っていたとき、記念日や相手の誕生日などに、手紙を書いた経験のある人も多いのではないでしょうか?大好きな彼に対する深い愛情のこもった文章をつづっていたことと思います。今回は、思い切って今のあなたから今の彼に対する手紙を書きましょう。

ただし、前述したメールと違って、これは相手には届けません。手紙でも詩でも構わないので、今の気持ちを素直につづるのです。付き合っているときには気づかなかった彼の良いところ、当時は気づかなかった日常の中に埋もれていたささやかな幸せの光景。そういったことを頭に浮かべながら、彼への想いと感謝の気持ちをどんどん紙に吐き出します。彼には届けないので、素直に偽りなく、また文章の読みやすさなども考慮せずに、思いつくまま書いていきましょう。

すると、相手への愛情が深ければ深いほど、熱い言葉が出てきます。そういうときの豊かな感情表現、文章力には目をみはるものがあると思います。後々冷静になって見返してみると、自分の表現力に驚かされるはずです。同時に、彼へのまっすぐな感情を思い出し、
「これほど一生懸命になれるような良い恋が出来て幸せだった」
と思えるでしょう。

私は、彼への想いを詩や物語に託しました。いま読み返しても、当時の気持ちを思い出すことはできません。ただ、自分が書いたとはとても思えないほど熱い言葉を読むと、「良い時間を過ごせたな」と、彼に心から感謝できます。

ときには、必死すぎる当時の自分を思い返して苦笑することすらあります。気持ちが落ち着いてからでは、決して思い出すことのできない、表現することのできない、貴重な想いの数々。デトックスが終わって、「良い恋ができて良かった」と思うことができる日のために、彼への想いを熱くつづりましょう。

書いている瞬間は涙が止まらなかったり、つらい気持ちになることがあるかもしれませんが、長い目で見ればデトックスには欠かせません。今のあなたにしか書けない彼への想いを、思う存分紙に吐き出しましょう。

■後から読み返したときに、彼に感謝できるように手紙を書く■

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