【こんな絶望感味わったことない】映画『チェイサー』レビュー

先週末に書いた『韓国サスペンス映画ベスト5』の続きを。何度も話題に出てますが、こちらの作品。

関連:【元になる事件が実際にあるからこそやりきれない】映画『殺人の追憶』レビュー

チェイサー

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〇あらすじ

元刑事のジュンホはデリヘルを経営していた。ある日、数人のデリヘル嬢と連絡がつかなくなっていることがわかり、彼女たちのケータイを調べると、ある一人の男の元に行ったあと行方がわからなくなっていることに気が付いた。そして、その日ジュンホは体調不良で休みたがっていたデリヘル嬢・ミジンをその男の元に派遣していたため、「異変があれば、すぐに知らせるように」と伝えて自らも男を探しに出かける。

一方、ミジンは注意深く男の家に向かった。中に入ると様子がおかしいことに気が付くが、ケータイの電波は入らない。そして、これまでにも何かがあったと思われる浴室で頭を殴られ気を失ってしまう。ジュンホは、無事にミジンを助け出すことができるのか…

 

〇感想 ※ネタバレあり

えー、このチェイサーという映画は、私の中の『韓国サスペンス映画ベスト5』でありながら、『観ると気が滅入る映画ベスト5』でもある映画です。

※ちなみに、かの有名な『気が滅入る陰うつな映画ランキング』に実際にランクインしている映画の中で私が観て「うぅ…辛い。人生、辛すぎる」ってなったのは、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ミスト』『縞模様のパジャマの少年』です。その他の映画は、なかなか観る気になれません…

とはいえ、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ミスト』『縞模様のパジャマの少年』よりはマシかもしれません。いや、でもかなり気分落ちます。週末はほぼ毎度「今週は映画なににする?」って会話が私たち夫婦の中で行われますが、その度に「いや、やっぱりあの『チェイサー』ほどの衝撃はなかなかないな」って回想するほど。刺激のある作品を求めているなら、ピッタリかと思います。現役デリヘル嬢だと、観終わったあと仕事行けなくなるかと…

見どころは、無能な(お気楽な)警察と元刑事のデリヘル経営者ジュンホの暴れっぷり。この比較がないと、作品自体が成り立たないし面白くないので、そんな部分にも注目して観てみてはいかがでしょうか。

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