【うまい話があるわけない】映画『ハングリー・ラビット』レビュー
シルバーウィークにお仕事休みすぎて、色々バタバタしています…。でも、たくさん本読んでたくさん映画観てネタはたくさん。
ハングリー・ラビット
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〇あらすじ
高校教師のウィルは、妻ローラとともに幸せな生活を送っていた。しかし、ある夜帰宅途中のローラが何者かによって暴行されてしまう。ボロボロになった妻を見て同様したウィルは、病院で謎の男サイモンから「妻を襲ったヤツを代わりに始末してやろうか?」と代理殺人を提案され、思わず依頼してしまう。しばらくすると、犯人は何者かによって射殺され、ローラが襲われた当時に奪われていたネックレスとともに犯人の死体写真がウィルのもとに送られてくる。恐ろしさを感じながらも、犯人が殺され穏やかな生活が戻って安堵するウィルだったが、半年後、サイモンから「代理殺人をしてやった代わりに頼まれたほしいことがある」と言われ…。
〇感想 ※ネタバレ注意
誰が味方かわからなくなるミステリー映画です。ウィル役はニコラス・ケイジですが、一般人(普通の教師)を演じているので、アクションシーンはほぼありません。
さて、映画は「そうだよね、そんなうまい話があるわけない…」と思える物語になってます。代理殺人を費用はなし、あとから頼まれることをやってくれれば良いなんて条件で請け負ってくれる人がいるわけないんですよ。タダより怖いものはないわけで、あらすじで書いたあとのウィルはどんどん大事に巻き込まれていきます。
代理殺人がループしていることに気付くだけではなく、組織の深さにも気づかされ、なんとも鳥肌ものの映画でした。最初は、「どうなるんだ、これ?」と思ってのんびり見てたけど、最後はざざっとあっという間に時間が過ぎます。『ハングリー・ラビット』は、サイモン率いる組織の暗号。最後まで見ると、誰が味方なのか、そもそも正義とは何なのかを考えさせられます。