【強くて思わせぶりな女の子の、自由への戦いの物語】映画「ハンガー・ゲーム」レビュー
今日で8月も終わり…個人的には3年ぶりの元気な夏だったので、この2か月ほど仕事おそろかにして遊びまくってました。来月から、一つの目標にしていたサイトでの連載も待っているので心新たに頑張ります。まずは、面接通過しないとだけど!
映画館でも自宅でも映画いっぱい観たので、少しずつレビュー。今回は、ハンガー・ゲームをシリーズまとめて。
ハンガー・ゲーム
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○あらすじ ※ネタバレあり
パネムという独裁国家となった近未来のアメリカ。政治の中心はキャピトルとなっていた。キャピトルを囲むように12の地区がつくられていて、各地区から12~18歳までの男女1名ずつが選出され計24名で殺し合いをする殺人サバイバル「ハンガー・ゲーム」が強制されている。ハンガー・ゲームは、キャピトルの娯楽であり、地区の住民の反乱を防止する目的で行われている。第74回ゲーム選挙時、第12地区の女性プレイヤーに選ばれた12歳の妹プリムローズに代わって、カットニスが名乗り出、史上初の自主参加として注目を浴びた。
プレイヤーには指導者とスタイリストがつき、ハンガー・ゲーム当日まで、戦力アップやゲーム中にキャピトル市民からスポンサーとして差し入れをもらうための知恵をつける日々が続く。第12地区の指導者ヘイミッチは、同じ第12地区から選ばれた少年ピータと「悲恋の恋人」を演じるように言い渡し、2人は多くのスポンサーを集めることに成功した。
ハンガー・ゲームが始まり、第11地区の少女ルーとともに行動するが、ルーは殺されてしまう。ルーの死を悼むカットニスを見た第11地区の市民は、キャピトルへの反乱心を強めていった。
一方、ピータと落ち合うことに成功したカットニスだったが、「ゲームの勝者は1人だけ」との宣言から、あることを実行しようとする。
ハンガー・ゲーム 2
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○あらすじ ※ネタバレあり
第74回ハンガー・ゲーム優勝者のカットニスは、ピータとともに第12地区へと戻ってきた。妹のプリムローズや母、特別な思いを抱いていた幼馴染のゲイルのもとに返ってきたカットニスだったが、すぐに優勝者として各地区での演説へと出発する。
第11地区で、台本を無視し、ルーへの思いを演説したカットニスに向かって、老人が第12地区に伝わるあるポーズとマネシカケスの口笛で尊敬の意を表する。その場にいた治安維持部隊は、その行為をキャピトルに対する反逆とみなし、カットニスの目の前で老人を処刑してしまう。
自分のせいで…とパニックを起こしたカットニスは、第12地区に帰宅後、ゲイルが治安維持部隊に痛めつけられている現場に遭遇。治療によりゲイルは命を取り留めるが、カットニスはキャピトル・スノー大統領への反逆を決意する。が、一方のスノー大統領はカットニスをキャピトル存続の危険分子とみなし、第75回ハンガー・ゲームで処分することを企んでいた。
ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス
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○あらすじ ※ネタバレあり
第75回ハンガー・ゲームでは、これまでのゲーム優勝者が集められ戦いを行っていた。そんな中、カットニスは競技場を爆破。ゲームメイカーのヘヴンズビーによって救出され、共に助け出されたプレイヤーのフィニックとゲイルと第13地区に連れてこられていた。かつて滅びたと思われていた第13地区の住民は、地下施設に逃れ反逆のときを待っていたのだった。
第13地区の指導者アルマ・コイン首相から『マネシカケス』として反乱軍を率いることを打診されたカットニスは、それを辞退する。が、ピータが反乱軍に降伏を呼びかける映像を見てピータの立場を知り、思いを変える。彼の救出と戻ってきた後の無条件恩赦をコイン首相に約束させ、反乱軍への呼びかけ映像制作に乗り出した。
カットニスの呼びかけに対して反応した各地区の人々はキャピトルへの攻撃を開始したが、その後衰弱したピータが再度映像に現れた。彼の命がけの警告により、第13地区はキャピトル軍からの攻撃を免れる。ピータを苦しめているのは自分を脅すためだと気づいたカットニスは、ピータの救出を急がせる。無事に第13地区へと救出されたピータだったが、彼はスノー大統領の思惑により変えられていた。
ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション
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○あらすじ ※ネタバレあり
洗脳によりカットニスを敵とみなし殺そうとするピータにショックを受けたカットニスだったが、キャピトル侵略へは一歩一歩近づいていた。キャピトル軍は、キャピトル市内に様々な罠をしかけ、カットニスたちを待ちかまえる。その侵略部隊「スター部隊」には、フィニックやゲイル、洗脳されたままのピータなどが割り当てられていた。途中、リーダーであったボッグスが罠により命を落とす。死ぬ直前、気になる言葉とともに罠を示すホログラムマップを託されたカットニスは先へと進むことを決意する。
続く罠に仲間が相次いで亡くなるが、やがて反乱軍はキャピトルの侵略を開始した。
○感想
シリーズ全部見終わるのに、かなり長い時間を要しました。シリーズものだけあって面白かったです。制度として勝手に決まっている殺人サバイバルという点では、クラスメイトで殺し合いをするバトル・ロワイアルに似てるかもしれません。でも、個人的にはバトロワの気持ち悪さには全然達してないかな…。ゲームの殺し合いも激しいし、トラップによって命を落とす場面もかなりエグいのだけど、気味悪さがあまりないので見ていられます。
物語のメインテーマはキャピトルからパネル市民が自由を奪還する話なのだけど、サブテーマとしてさまざまな『愛の形』があります。主人公・カットニスの強い信念とはまた別の、優柔不断な思わせぶりな対男性愛がギャップ!最終的に選ぶのは、幼馴染のゲイルなのか、それとも殺人サバイバルで心を通わせたピータなのか…。予想通りではあったけど、魅せられました。