【脳科学者による脳卒中体験記】奇跡の脳ー脳科学者の脳が壊れたとき /ジル・ボルト・テイラー(新潮文庫)
2019年11月14日
2020年6月14日
心理学の勉強をしているときに出会った本。興味があったので、読んでみました。心理系・医療系の勉強してる人には有名な本かな。
【脳科学者による脳卒中体験記】奇跡の脳ー脳科学者の脳が壊れたとき /ジル・ボルト・テイラー(新潮文庫)
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〇あらすじ
総合失調症である兄を持ったことから人間の脳に興味を持ったジル・ボルト・テイラー。ハーバード大学で脳神経科学の専門家として活躍していた彼女は、37歳のとき、脳卒中に襲われる。その朝、脳卒中によりどんなことが起きたのか、回復するまでどんな生活になったのか、脳を研究していた脳科学者が、自分の内側に起きた出来事をまとめた本。
〇感想
脳卒中で倒れた脳科学者・ジルボルトテイラーによる、脳卒中の起きた朝から8年のリハビリをかけて復活し、どんな気づきを得たのかをまとめた本。一般的に脳卒中になると、これまで頭の中でできていた思考ができなくなるので、体験者が体験を語ることは困難でした。なので、回復してから体験記をまとめたこの本はかなりの功績。
遺伝性の脳卒中もあるとわかってきた、と言われているので、身内に脳卒中が出ているなら読んでおくと、いざ周囲の人に異変が起きたときに対処できるかも?ジルボルトテイラーも時間はかかったけど、最初に自分で異変をなんとか周知できたことで立ち直れたわけだから、知っておくのに損はないかなと思いました。