大好きな、女探偵・葉村晶シリーズ。昔のものに戻って読んでます。

【女探偵・葉村晶シリーズ3作目】悪いうさぎ／若竹七海(文藝春秋)

悪いうさぎ (文春文庫)

〇あらすじ

31歳、葉村晶。長谷川探偵調査所という探偵事務所に三年間社員として勤めたあと、現在は自由契約のフリー調査員となった。人手や女手が必要になると呼ばれる。長谷川所長が懇意にしている東都総合リサーチという探偵会社から依頼があり、東都のメンバー・桜井肇と初めて会う・世良松夫と家出中の十七歳の女子高校生・平ミチルを自宅へ連れ戻すという仕事に出向いた。

そして、ここから晶にとって最悪の数日間が始まる。

〇感想

葉村晶シリーズでは珍しい長編。普段の短編集も大好きですが、長編はより面白い！女子高生を連れ戻す仕事から、一体どこに向かうのかと思ったら…最終着地点はなかなかえぐいです。たんたんと進むのに、事件自体は結構悲惨というのは葉村晶シリーズならではかも。