【成功する経営者の裏の苦労がよくわかる】成功者の告白/神田昌典(講談社)

ノウハウの学べるハウツー本なのに小説っていう形態が好きで、自分も書きたいって思いもある。ので、その類の本を読むことも多いのです。

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成功者の告白

成功者の告白 (講談社 α文庫)

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○あらすじ

転職先の会社で、出向が決まった主人公・タク。会社に振り回される生活はもう嫌だ…そう思って独立を決意する。そんなある日、経営者の先輩「神崎」と再会。神崎からのアドバイスを受けながら、タクは自分の会社を大きくし、家庭を楽にしようと奮闘する。

 

○感想

いち経営者だって、一人の人間。経営者という顔だけでなく、親がいて、その人の子どもという側面もあり、家庭を持っているなら、誰かの夫であり、子どもがいれば親でもある。そういう色々な側面を持ちながら、肩書は『経営者』として世に出ているから、『その人』という個人での生活って見えてこないはず。この本は、その全ての側面に焦点をあて、一人の人間である『経営者』に起こる会社の問題・自分の親との問題・家庭内での妻や子どもとの問題が見えるという新しい本。

私自身は、経営者になろうとかは思ってないけど、それでも響くものがあって、最後は…泣けた。←これは、涙もろいだけかもしれない。どちらかというと組織は苦手で、会社でコミュニケーションのためのワークがあったり飲み会があるとうんざりするタイプだから、そういう意味では経営者泣かせだし、共感するところってないはずなんだけどね。

そんな私でも響いたっていうのは、『経営の仕方』とか『経営者の生活』とかって部分じゃなくて、「自分の想いとは別にから回る』っていう姿だったのかな、と。誰しも、失敗したいわけじゃないのに、自分の思うようにいかないことがある。家族のためにと思って一生懸命働いた結果、家庭を顧みないみたいな状況に陥る、とかね。親は、子を思って独立を止める…けど、その真意に子どもは気付かない…みたいな部分。これって、別に経営者じゃなくても普通の人間に往々にしてある。だから、別に経営者じゃなくても、将来起業したいとか思ってる人じゃなくても、学ぶべきことってたくさんあると思うんですよね。

とはいえ、経営者にとっては最高の教科書かも。起業するまでの本はたくさんあっても、企業してから起こりうる問題をここまで分かりやすくノンフィクションに近い形で書いてある本なんて、これしかないから。

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