【まもなく映画公開】怒り/吉田修一(中央公論新社)

気分転換に、実家に帰って来ていました。普段は、実家では仕事しないと決めてるけど…今回はのんびりお仕事してました。さ、おうちに帰るぞー

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怒り 上/吉田修一(中央公論新社)

怒り(上)

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○あらすじ

ある夏、八王子で夫婦惨殺事件が起こった。事件現場には「怒」と犯人が血文字を残しており、「山神一也」という名前もすぐに判明。逮捕までは時間の問題かと思われたが、その後山神は1年も逃走し続けていた。目撃情報があるにも関わらず、山神が1年も逃走に成功していることから、警察は整形している可能性を視野に入れ、新たな似顔絵の手配書を公開した。

そして、千葉・東京・沖縄に身元不詳の男たちが現れる。男と関わる登場人物は、「この男こそが山神なのでは?」と疑念にかられていく…。

怒り 下/吉田修一(中央公論新社) ※ネタバレ注意

怒り(下)

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○あらすじ

千葉の漁港で暮らしている洋平の娘・愛子が歌舞伎町で保護された。洋平が東京まで迎えに行き、やがて元の生活に戻った愛子は、しばらく前から住み込みで働いていた田代哲也という男と親しくなっていく。田代は愛子に「親が残した借金のせいで、自分の名前を堂々と名乗って暮らすことができない」と説明していたが、洋平は愛子の素性を知っても一緒にいてくれる田代の言うことを心から信用できないでいた。

東京で会社員として働いていた藤田優馬は、ゲイが集まるサウナで大西直人と出会う。行くあてもないという直人のことが気になり、そのまま一緒に暮らし始めた優馬だったが、しばらくして知人の家に相次いで空き巣が入ったことを知る。働かずに入院中の自分の母と交流するような日々を送る直人が空き巣で得た金で生活しているのではと疑念を抱いてしまう。

母の不倫によって生活拠点を変えながら生活していた小宮山泉は、沖縄の波照間島に引っ越してきた。同級生の知念辰哉とともにボートで無人島・星島に遊びに行った際、小屋に住み着くバックパッカーの田中と出会う。「ここに自分がいることは、誰にも言わないでほしい」と頼まれた和泉は、固く約束を守る。辰哉にも黙って、たびたび小屋に来ては田中に差し入れを繰り返していた。

山神は、田代なのか。直人なのか、田中なのか…。そして、犯人ではないのに、身元不詳の男たちの悲しい理由とは?

 

○感想

2016年9月17日公開になる映画『怒り』の原作です。ちょっとキャストが豪華すぎてビックリなんですが…!映画館で予告をちらっと見たけど、大体原作に沿った内容みたいです。

【千葉】

洋平・・・渡辺謙
愛子・・・宮崎あおい
田代哲也・・・松山ケンイチ

【東京】

藤田優馬・・・妻夫木聡
大西直人・・・綾野剛

【沖縄】

小宮山泉・・・広瀬すず
田中・・・森山未來

さて、ネタバレですが『山神一也』は、本作で夫婦惨殺事件を追う刑事に見つかる前に殺されてしまいます。惨殺事件の真相は闇に埋もれたまま…という刑事の嘆きも最後に書かれています。なので、なぜ山神が現場に『怒』という文字を残したのか、何に対して怒っていたのか、どうして殺人事件を犯したのか、など事件の全貌は全く明かされずに終わります。それはそれで惹かれる内容かもしれないけど、その部分がちょっともやっとする物語ではありました。

出てくる怪しい男3人のうち、誰が山神なのか?というミステリーなのでドキドキ読み進められます。加えて、山神ではなかった身元不詳の男たちの悲しい過去と、その男を大切に思いながらも心から信用してやれなかった周囲の葛藤も書かれてて切ない。かなり長編小説なので、映画ではどうまとめてるのかが気になる作品です。

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