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恋愛小説『忘れたくない恋をした』26 お役立ちコラム

恋愛小説『忘れたくない恋をした』26

★忘れたくない恋をした★26 エピローグ 世界中の誰もが、毎日に幸せを見つけられますように。 なんとなく頭に浮かんだ言葉を、そのままウェルカムボードに書き込んだ。ホワイトボードだから、何度でもやり直しはきくと思って書き出してみたのに、気に入った。美優あたりが、これを見て笑う姿が目に浮かぶようだけど、…
恋愛小説『忘れたくない恋をした』25 お役立ちコラム

恋愛小説『忘れたくない恋をした』25

★忘れたくない恋をした★25 雄輔の恋(後編) ④ 誕生日だから、と先にタクシーを下ろしてもらった。5分ほど歩いて、マンションに着くと、とりあえずリビングのソファに座ってケータイを開いた。1時半をまわっていた。もう寝てるかもしれない、と思ったが、もしもう寝てるなら、尚更今送らなくてはと思った。このま…
恋愛小説『忘れたくない恋をした』24 お役立ちコラム

恋愛小説『忘れたくない恋をした』24

★忘れたくない恋をした★24 雄輔の恋(後編) ③ 俺が打たれ弱かったのか、夏海に対して持っていた感情がまだそこまで深くなかったのか、理由ははっきりとはしないけれど、とにかく俺が何かしらのダメージを受けたことに間違いはなかった。 ただ、その場で帰ったにしろ、後からもらったメールを返すこともしなかった…
恋愛小説『忘れたくない恋をした』22 お役立ちコラム

恋愛小説『忘れたくない恋をした』22

★忘れたくない恋をした★22 雄輔の恋(後編) ① 終電が終わったばかりの駅は、タクシー待ちの人であふれかえっていた。少しの間、隣の駅まで歩いてみるか悩んだが、冒険するよりもその場で待つ方が賢明に思え、そうすることに決めた。真夏の夜は、立ち止まっていても、全然涼しくならなかった。 その場で40分近く…
恋愛小説『忘れたくない恋をした』21 お役立ちコラム

恋愛小説『忘れたくない恋をした』21

★忘れたくない恋をした★21 出て行ったまま戻らない一紀のことを、俺は恥ずかしさでいっぱいになりながら15分ほど待っていた。その時間で、恥ずかしさで充分に温まった体が元通りに冷えてきたので、ようやく俺は一紀を心配しだしだ。ドアの向こうから、あまりにも声が聞こえなさすぎる。そんなに、防音のいい扉ではな…
恋愛小説『忘れたくない恋をした』19 お役立ちコラム

恋愛小説『忘れたくない恋をした』19

★忘れたくない恋をした★19 「友達を好きな男の子」麗菜の恋、中学3年生 ② あたしは、割と冷静に自分を客観視できるタイプの人間だった。どれくらいテニスができなくて、それでも勉強ならやればこれくらいはできて、男の子の友達はたくさんいたけど、あたしを好きになってくれる子はほとんどいなくて。女の子の友達…
恋愛小説『忘れたくない恋をした』18 お役立ちコラム

恋愛小説『忘れたくない恋をした』18

★忘れたくない恋をした★18 「友達を好きな男の子」麗菜の恋、中学3年生 ① 中学生になって、テニス部に入部した。先輩たちの可愛いスコート姿に憧れて、クラスが一緒になった小学校からの仲間と一緒に入部を決めた。 実際は、新入生の見学時に合わせてスコートを履いていただけで、普段の練習は学校制定のジャージ…
恋愛小説『忘れたくない恋をした』17 お役立ちコラム

恋愛小説『忘れたくない恋をした』17

★忘れたくない恋をした★17 「もしもし、吉村です。お疲れさまです。」 電話の相手が出る。でも、思っていたいつもの対応と違う。 「何が、吉村です!お疲れさまです!よ」 不機嫌な声が、のどの奥から出てきた。可愛くない、媚びない、男友達に対して使う用のあたしの声。 (さらに…)…
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