2016年8月31日 / 最終更新日時 : 2016年8月9日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』26 ★忘れたくない恋をした★26 エピローグ 世界中の誰もが、毎日に幸せを見つけられますように。 なんとなく頭に浮かんだ言葉を、そのままウェルカムボードに書き込んだ。ホワイトボードだから、何度でもやり直しはきくと思って書き出 […]
2016年8月24日 / 最終更新日時 : 2016年9月1日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』25 ★忘れたくない恋をした★25 雄輔の恋(後編) ④ 誕生日だから、と先にタクシーを下ろしてもらった。5分ほど歩いて、マンションに着くと、とりあえずリビングのソファに座ってケータイを開いた。1時半をまわっていた。もう寝てる […]
2016年8月17日 / 最終更新日時 : 2016年8月25日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』24 ★忘れたくない恋をした★24 雄輔の恋(後編) ③ 俺が打たれ弱かったのか、夏海に対して持っていた感情がまだそこまで深くなかったのか、理由ははっきりとはしないけれど、とにかく俺が何かしらのダメージを受けたことに間違いはな […]
2016年8月10日 / 最終更新日時 : 2016年8月18日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』23 ★忘れたくない恋をした★23 雄輔の恋(後編) ② 夜が冷える季節になった。「ベッドが窓際にあるから、最近夜が寒いんだよね」というメールに対して、「じゃあ、模様替えでもする?」と返信したのは、自然の流れだった。
2016年8月3日 / 最終更新日時 : 2016年8月10日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』22 ★忘れたくない恋をした★22 雄輔の恋(後編) ① 終電が終わったばかりの駅は、タクシー待ちの人であふれかえっていた。少しの間、隣の駅まで歩いてみるか悩んだが、冒険するよりもその場で待つ方が賢明に思え、そうすることに決め […]
2016年7月27日 / 最終更新日時 : 2016年8月9日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』21 ★忘れたくない恋をした★21 出て行ったまま戻らない一紀のことを、俺は恥ずかしさでいっぱいになりながら15分ほど待っていた。その時間で、恥ずかしさで充分に温まった体が元通りに冷えてきたので、ようやく俺は一紀を心配しだしだ […]
2016年7月20日 / 最終更新日時 : 2016年8月9日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』20 ★忘れたくない恋をした★20 「友達を好きな男の子」麗菜の恋、中学3年生 ③ 「吉村くん、芽衣と仲良かったでしょ?」 「そうかな」 「メールしたり、CDの貸し借りとかしてたでしょ」 返事が、ない。
2016年7月13日 / 最終更新日時 : 2016年8月10日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』19 ★忘れたくない恋をした★19 「友達を好きな男の子」麗菜の恋、中学3年生 ② あたしは、割と冷静に自分を客観視できるタイプの人間だった。どれくらいテニスができなくて、それでも勉強ならやればこれくらいはできて、男の子の友達 […]
2016年7月6日 / 最終更新日時 : 2016年9月9日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』18 ★忘れたくない恋をした★18 「友達を好きな男の子」麗菜の恋、中学3年生 ① 中学生になって、テニス部に入部した。先輩たちの可愛いスコート姿に憧れて、クラスが一緒になった小学校からの仲間と一緒に入部を決めた。 実際は、新 […]
2016年6月29日 / 最終更新日時 : 2016年9月9日 saki0813 小説 恋愛小説『忘れたくない恋をした』17 ★忘れたくない恋をした★17 「もしもし、吉村です。お疲れさまです。」 電話の相手が出る。でも、思っていたいつもの対応と違う。 「何が、吉村です!お疲れさまです!よ」 不機嫌な声が、のどの奥から出てきた。可愛くない、媚び […]