まとめようまとめようと思っていて、これまで放置していた『ふるさと納税』。そろそろ書かないと、もはや自分でも忘れてしまいそうなのでまとめます。

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ふるさと納税とは？

住民税の一部(約1割程度)を居住地の市区町村ではなく、選択した自治体に回せる仕組み。例えば、東京都新宿区に住んでいて、本来新宿区に収める税金を故郷の福島県会津若松市に納税できるわけです。2007年5月に都市と地方の税収の格差是正を受けて創設が表明され、納税した地方自治体からお礼の品(返礼品)を受け取れるとして、ここ数年で人気が出始めました。

「ふるさと納税」と銘打っていますが、自分の故郷に限らず「いま初めて名前を知った！」みたいな自治体にも納税できます。

ふるさと納税のメリットとは？

１．地方の自治体に寄付すると、2,000円を超える額が住民税から控除される

…要するに納税先を自分の居住市区町村から地方自治体に変えれば、2,000円でお米やお肉、金券やビール・飲み物、野菜・果物などが手に入るわけです。

２．税金の使い道を自分の意志で選べる

…ふるさと納税の際、選べるのは『返礼品』と『税金の使い道』。たとえば自分の故郷の活性化だったり、文化財を守ったり、教育資金にしたりと、使い道を選択できます。支払ってる

※とはいえ、まだまだグレーゾーンな使い道。昨年末には、佐賀県上峰町(まさに2015年に納税したわ)議会が、ふるさと納税で町の財政が改善したことを理由に議員の手当てとなる「費用代償」の支給を増額しようとして、ふるさと納税の寄付者から「議員の報酬のために寄付したわけではない」と苦情が殺到…なんてことがありました。

ふるさと納税のデメリットとは？

私はあまりデメリットにも感じてませんが、あえて言うならこの二つ。

１．限度額がある

…2,000円を超える額が全て控除対象になるわけではなく、所得に応じて限度額が定められています。ざっくり、年収500万円で扶養家族が2人(配偶者と子ども)の場合だと、限度額は約4万円。4万円以内で地方自治体に寄付した分は、自己負担額2,000円で済みますが、限度額の4万円を超えてしまうとその分はすべて自己負担。ただの寄付です。ただの寄付っていうのもおかしいけど、多くの人が返礼品や税金控除のために利用してるだろうから、あえて言えばデメリットかな。なので、限度額は把握必須。鈴木奈々ちゃんがCM出演してる『さとふる』などで簡単にふるさと納税控除の目安が知れますので申し込みの前に確認してみてください。

２．確定申告が必要

…地方自治体に納税しても居住市区町村の税務署は「〇〇に1万円寄付したんだな」と把握してくれません。なので、自分で確定申告をしてそれを伝え控除の手続きをとる必要があります。会社員の方だと、年末に保険の支払い証明書とか持って行くだけで完結しているから確定申告って行く必要なく年末調整してもらえますので、慣れていない方だと面倒くさく感じるかもしれません。

ただ、一定条件を満たす方(上記のように、ふるさと納税以外に申告する必要がない方)なら年間5自治体までの寄付の場合、『ワンストップ特例』というもので確定申告が不要になります。例に挙げたように年収500万円で配偶者と子どもの扶養のある方は上限額が約4万円ですので、1万円の寄付を4か所の自治体にしてワンストップ特例を適用させれば確定申告不要なので、デメリットでもないかもしれません。

また、『さとふる』では、カンタン確定申告なんてサービスも。さとふる会員に登録してふるさと納税を申込んだら、5箇所以上の自治体に寄付していてもカンタン確定申告が可能になるというものです。確定申告に対して「そんな難しそうなもの嫌～。でも、上限額10万円もあるのに自治体5こに絞るの嫌～」って人は利用してみると良いかもです。

ワンストップ特例とは？

説明に出てきたワンストップ特例を簡単に。

１．条件を確認

…①確定申告の不要な給与所得者かどうか。1か所からしか給与をもらっていなく(年内に転職した方は確定申告必要です)年収2000万円を超えていないこと。医療費控除などがないことなど。

②1年間の寄付先が5自治体までか。金額ではなく、自治体の数です。上限額が1万円だろうが100万円だろうが、寄付先の自治体が5個以内なら問題なし。一つの自治体に2回申し込んでいても、あくまでも『1自治体』のカウントです。金額でも寄付の回数でもなく、自治体の数です。

２．自治体に申請書を郵送

…①一部WEBで受け付けているところもあるようですが、基本的には郵送。ふるさと納税寄付の際に、「寄付金控除に係る申告特例申請書」を依頼します。(依頼しなくても、勝手に「寄付金受領証明書」とともに送ってきてくれるところもあり。また、申請書を紛失した場合なども書類フォームから自分で印刷可能)※寄付金受領証明書は、確定申告の際に必要な「○○自治体に××円確かに寄付しました」という証明になる書類。

②自治体に記載した「寄付金控除に係る申告特例申請書」と個人番号確認および本人確認書類を郵送。

注意点…一つの自治体に対して申請書を送るのではなく、一つの寄付に対して申請書の郵送が必要。つまり、A市に1万円と5000円の寄付、B市に1万円の寄付、C市に1万円を2回寄付、D市に1万円を寄付だと、AとCに2回とBとDに1回ずつ計5回郵送が必須です。

見てもらうとわかるのですが、何度も郵送しなきゃいけないことを考えると、正直確定申告の方が楽だと思われる方も多いはず。

控除額の戻り方とは？

上限額約4万円の方が2,000円の自己負担で税金が控除される…と言われると、「じゃあ、確定申告したら3,8000円現金で振り込まれるのか！」と思いがちですが、そうではありません。3,8000円分のうちの一部が現金還付で、残りは翌年の住民税からひかれます。

また、ワンストップ特例を適用した場合は現金還付はなく全て住民税からの控除です。

ふるさと納税の支払い方法とは？

最後にふるさと納税の支払い方法。これは自治体や使うサイト、寄付金額によって異なります。現金振込、クレカ払い、コンビニ支払い、ペイジー、ソフトバンクまとめて支払い、auかんたん決済、ドコモケータイ払いなどなど。

ちなみにクレジットカードってよく使うクレジットカードをネットで登録してたりしますよね。で、旦那さんのふるさと納税を申し込んだのに決済は自分(奥さん)のカードでしてしまった…！なんてことがあるかと思うんですが、これ普通に有効です。普通に支払い完了しちゃいますし、「寄付金受領証明書」には申し込んだ人の名前が記載されてるので税務署はそこまで追えないんだと思います。だって現金振込にして、奥さんが自分のお小遣いで払ったって税務署にはわかんないですもんね。

ただ、一応どこを見ても「申込者本人とクレジットカード名義人は同一の必要あり」みたいに書いてあるので従った方が良いのかもしれません。あくまで自己責任で。

オススメのお礼の品１

さて、前置きが長くなりましたが、これまでふるさと納税でもらったお礼の品をいくつかご紹介。去年まであったけど、今年はない…とか、「ふるさとチョイス」「さとふる」限定の品…なんかがあるのでご注意を。

長野県白馬村の生ブルーベリー

寄付金　5,000円

容量　白馬産　生ブルーベリー500g

申込　限定数量200セット

配送　7月～8月

そのまま食べたりヨーグルトに入れたりしておいしくいただきました。生なので旅行に行く前にジャムにするか冷凍にするか悩み、冷凍に。冷凍にしてもおいしく食べられました。5,000円の寄付でもらえるので、「限度額35,000円なんだけど5,000円どうしようかな…」なんてときにでも。ただ、人気なので早めの申し込みが鍵。

三重県熊野市の冷凍ブルーベリー

寄付金　10,000円

容量　急速冷凍ブルーベリー2.5キロ

配送　随時発送

前回は夏に申し込んだので、生ブルーベリーでしたが今回は冬にブルーベリーが食べたくなったので最初から冷凍ものを。10,000円の寄付で2.5キロという大容量という量で選んでみました。感想は、また後日。

【2017.1.30追記】

こんなメールが届きました↓↓

タイトル：ふるさと納税品のお詫びとお願いについて

岐阜県各務原市の飛騨牛とヘルシーポーク

寄付金　10,000円

容量　冷凍飛騨牛A5小間切れ400g、美濃ヘルシーポークもも・肩肉切り落とし1キロ(500g×2)

配送　随時。申し込みが多い11・12月などは2～3ヵ月かかることも

賞味期限　1月頃に到着して賞味期限が4.26

牛肉はカレーと牛丼、ヘルシーポークは主に鍋に使いました。牛肉のおいしさは説明するまでもないかと思いますが、ヘルシーポークもとってもおいしかったです。ヘルシーというだけあって、とてもさっぱりとした感じ。どんな味のお鍋にもなじんで柔らかいまま食べられたので1キロあっという間にたいらげました。

宮崎県木城町の冷凍豚小間切れ

寄付金　10,000円

容量　ロイヤルポークうでもも小間切れ4キロ

配送　随時

賞味期限　12月末に到着し、翌年12.20が賞味期限

とにかく量で選んでみた豚肉小間切れ4キロ。スーパーで買ってきたものをそのまま冷凍庫に入れる私は、普段お肉同士がくっついて使うときに面倒だったのですが、これはバラバラになってるので好きな量だけ使ってまた冷凍に戻せて便利。写真で見てわかるように、本当にめちゃ細かい小間切れなので野菜炒め・肉じゃが・鍋・トン汁などでおもさま使いました。正直めちゃうま！って味でもないけど、普通においしいので4キロ10,000円だからオススメです。私もまた絶対リピります。

山形県南陽市の新米

寄付金　10,000円

容量　新米はえぬき10キロ×2

配送　随時

10,000円の寄付でお米20キロは、もう助かる以外のなにものでもないです。そもそも我が家には車がないので、お米をスーパーで買ったら手で持って帰らなきゃなんです…。配送してくれるだけで嬉しいし、東北のおいしい新米が20キロっていうのはありがたいの一言。ただ、送られてきた直前に新しい米袋を開けてしまっていたため、消費まで時間がかかりました。ちゃんと計画して配送依頼した方が良いかと。おいしく食べられるうちに、ご近所さんたちと分け合うのも一つの手かと思います。