★忘れたくない恋をした★24 雄輔の恋(後編) ③ 俺が打たれ弱かったのか、夏海に対して持っていた感情がまだそこまで深くなかったのか、理由ははっきりとはしないけれど、とにかく俺が何かしらのダメージを受けたことに間違いはなかった。 ただ、その場で帰ったにしろ、後からもらったメールを返すこともしなかった…
★忘れたくない恋をした★22 雄輔の恋(後編) ① 終電が終わったばかりの駅は、タクシー待ちの人であふれかえっていた。少しの間、隣の駅まで歩いてみるか悩んだが、冒険するよりもその場で待つ方が賢明に思え、そうすることに決めた。真夏の夜は、立ち止まっていても、全然涼しくならなかった。 その場で40分近く…