【芥川賞受賞作品】九年前の祈り/小野正嗣(講談社)
2015年11月17日
2017年10月10日
本の紹介。
九年前の祈り/小野正嗣(講談社)
価格:1,728円 |
○あらすじ
さなえは、カナダ人の夫フレデリックが家を出て行ってしまったことから、息子の希敏(ケビン)を連れて実家に戻ってきた。何かのスイッチが入ると、引きちぎられたミミズのようにのたうちまわる息子との必死の生活の中で、思い出すのは9年前にフレデリックと出会うキッカケとなった旅行で一緒だった「みっちゃん姉」の言葉で・・・。
○感想
分かったようにあらすじを書きましたが、実は私には難しい本だったのです。やっぱり芥川賞受賞作品は、毎度私には難しい。。正直、この本が言いたかったことを私は感じ取れなかったように思います。
でも、内容は難しかったのだけど、なんだろう…色彩を感じる本でした。風景が見えるような、絵の説明文を読んでいるように、なんだか色を感じるのです。かっこつけてるわけではなく、そんな風に思って読んでました。
田舎に育たなかったから理解できないのか、子どもがいないからわからないのか…単純にただただ想像力がないのか…。さて、理解できる方、私に解説をお願いします…。