【途中でやめられず一気読みしたくなるミステリー】夜また夜の深い夜/桐野夏生(幻冬舎)
2016年1月5日
2016年9月9日
飲み会がリスケになったので、帰宅しました。母と電話してリスケを伝えたら「あぁ、赤坂見附ね」といわれました。リスケ=みつけ=赤坂見附…
というわけで、本の紹介です!
夜また夜の深い夜/桐野夏生(幻冬舎)
価格:1,620円 |
○あらすじ
整形を繰り返し、日本を避け名前を変えながら外国を転々とする母を持つマイコ。学校には行かせてもらえず、本名を人に伝えてはいけないなどの様々なOKITEを守らなくてはならない。
そんな生活に嫌気がさしていた頃、MANGA CAFEを経営する日本人と出会い、マイコの生活がいっぺんに変化していく・・・。母の正体とは?自分の父親は誰なのか?
○感想
物語は、マイコが自分と同じような境遇でメディアから注目されている日本女性に向けた手紙を書くという手法で進んでいきます。ぐいぐいと引き込まれ、一体どうなるんだ・・・!!と気分が最高潮に達したところで、最後はすっ、と突き放されるような結末。浮世離れした設定だったからか、結末にも期待しすぎたようです。でも、総じて面白かった。
こういうこと、実際にあるんだろうな、実際はもっと壮絶なんだろうなと想像しながら読めました。普段は本なんか読まない旦那さんですが、この本は置いておいたら勝手に読み始めてた。それくらい、人を引き付けるのが上手な本だと思います。