【リアルな原発の怖い話】東京ブラックアウト/若杉冽(講談社)
2016年1月7日
2017年10月10日
本の紹介です。
東京ブラックアウト/若杉冽(講談社)
価格:1,728円 |
○あらすじ
3.11により停止していた原発。再稼動へ向けて官僚たちが動き、もしもの場合の避難方法や待避策などを講じる。「大丈夫」だと言われた原発再稼動の先にあるのは・・・
○感想
これ、怖い本です。ホラーとかの怖さじゃなく、現実に怖いやつです。原発ホワイトアウトの著者の本ですが、私はこれ読んでなくて今回が初めて。現・キャリア官僚の書いた本っていうのがまたリアルです。
原発はリスクだけ見たら、ない方が良いのかもしれない。でも、いま原発に頼って仕事をしている人たちは、どうしたらよいのか?原発なしで、日本の生活はまかなえるのか?大丈夫だと言われている報道をどこまで信じて良いのか…。
どう考えるか、どう感じるかは別として、日本に住む人たちは読んでおいたほうがいいかも。日本人に限らず、日本に住んでいる人、ね。日本が原発を持つことの意味、その背景にあるもの、今後また何かがあったときどう動くのか、どう動くべきか。正しい答えは分からずとも、どうしたら良いのか・どうすべきかを考えるキッカケにはなると思うし、現・キャリア官僚がこう書いているっていうのが響きます。