【結末が読めちゃう感動物語】ナナフシ/幸田真音(文藝春秋)
2015年12月10日
2017年10月10日
わーい、木曜日の夜!というわけで、今日も本の紹介。
ナナフシ/幸田真音(文藝春秋)
価格:1,620円 |
◯あらすじ
ファンドマネージャーとして活躍していた主人公は、金融危機後に起こった一連の事件から背を向けるために会社をやめ、コンビニの店長として働いていた。
そんなある日、コンビニのトイレで行き倒れの女性を助ける。女性は、将来有望なヴァイオリニストだったが、手の自由がきかなくなっていた。幼くして亡くした自分の娘のように思え、彼女の治療費を稼ぐべく、主人公は再び金融の世界に足を踏み入れることを決意する。
◯感想
私の肌に人間ドラマ的な本が合わなくなったのかもしれないけど、ちょっぴり残念…な印象。なんだか、『良い話』にこだわりすぎ?というか、とりあえず最初から結末が見えている物語。でも、金融の世界の話だけは、やたらと難しく書かれていて(というか詳細で)そのバランスにちょっと驚く感じ。
…と、こんな風になんとなく違和感を感じて調べてみたら、著者初の人間ドラマ本らしい。著者自身ずっと金融業界で働いていたみたいで、これまでの本は金融の話だったみたい。そっちが気になる私なのでした。
映画もだけど、感動ものがダメになってきている。。でも、リトルプリンスは気になるのです。スヌーピーもみたいのです。でも、映画館行くほどでもないなぁとか思ってしまうのと、我が家でサスペンス・ミステリー・アクション以外のDVDを借りることはほぼほぼないから、そうすると結局見れない…
久しぶりに一人で映画館行ってこようかな。新宿にできたことだし!来年は、一人で映画を復活します。