【江戸川乱歩賞受賞作品】道徳の時間/呉勝浩(講談社)

ものすごい眠いのだけど、頑張ってジム行ってきます。その前に本の紹介。

 

道徳の時間/呉勝浩(講談社)

道徳の時間

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○あらすじ

「生物の時間を始めます」「体育の時間を始めます」というメッセージが残された連続イタズラ事件が発生、その後「道徳の時間を始めます。殺したのはだれ?」というメッセージとともに陶芸家の遺体が発見される。

街が事件の話題で持ち切りになっている頃、ビデオジャーナリスト・伏見のもとに13年前の殺人事件ドキュメンタリー映画のカメラ依頼がくる。教育界の重鎮・正木が公演中に教え子に刺殺された事件で、この青年は「これは、道徳の問題なのです」とだけ語り、あとは完全黙秘を続けているのだった。

 

○感想

あー、本のカバーも気味悪いし、「道徳の時間を始めます」なんて言葉も薄気味悪くて…一体、どんな内容?っておそるおそる読みました。ちょいちょい、ん?とはなるけど、総じて面白かったです。気味悪さは、まぁ最後まで残る感じですが、それこそがこの本の良さなのかな。

江戸川乱歩賞受賞作で、これがデビューらしいです。受賞にあたっては、かなーり色々な意見があったとか。私としては、それでも受賞してくれてよかったなと。じゃないと出会えなかった作者さんだと思うので。

ちなみに、2作目の「ロスト」の方が私は好き!なので、またこちらも紹介しまーす。

関連: 【江戸川乱歩賞受賞作家作品】ロスト/呉勝浩(講談社)

 

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