恋愛ハウツー小説『恋愛勉強中。』2
★恋愛勉強中。★2
「黒木せんぱーい!(涙)」
「うわっ、朝から何?月曜日なのに、既にこのローテンション・・・」
健と別れてからの週末は、合コンの予定が1回は入っている生活。この週末も例によって、同期と一緒に合コンに行ったんだけど・・・。
「週末、合コンだったんですよ。なんか冴えない相手だったから、1次会で解散してその後に反省会という名の女子会をしたんです。でも、悪口言っちゃダメだ!って思ってガマンして帰ったら・・・なんか月曜日までもやもや持続してます~これって不健康じゃないですか?」
大手の社員でスペックは良かったけど、給料が良いことを自慢してるわりにはキッチリ割り勘だったし・・・。最近、本当に良い出会いないなぁ。女子力、落ちてるのかな?
「おぉ!女子会でも悪口言わなかったの?偉いじゃーん!」
「はい。だって、同期の男の子からつなげてもらった合コンだったし、悪口言ってたら同期内で広まっちゃいそうだし」
合コンの相手が最悪だった!って言うのは簡単だけど、紹介してくれた同期が聞いたら絶対ムカつくよね。自分の友達のこと良く言わない人って、やっぱり嫌だと思うし。
「なるほどね。でも、偉い!」
「でも、もやもや止まりません・・・」
「あ、でもさ。つまりは、グチって全て言わない!って耐える必要ないんじゃない?」
「え?」
「だって、考えてみたら人間だもん。もやもやすることってあって当たり前じゃん。だから、場所をわきまえて発散すれば良いっていうか」
「うーん、どういうことですか?黒木先輩は発散する場所あるんですか?」
「そうだね、信頼できる相手には言ってもいいんじゃないかなって思うんだけど、どう?私は、会社でムカつくことあると、よく彼氏に話聞いてもらってるよ」
「黒木先輩、私彼氏いないです・・・」
「まぁ、彼氏に限らず、たとえば姉妹とか親とかね。自分の味方だって、心から思える人に聞いてもらうんなら良いんじゃないかな。そこから悪口が広まるわけじゃないし、頼ってもらえたら意外と相手って嬉しいものかも。私も、ちゆきに頼られてるの、ちょっと誇らしいもん」
「先輩・・・優しい・・・!大好きです!いつも、ありがとうございます!」
「ふふ、良いってことよ!」
そういえば、しばらく実家に帰ってなかったなぁ。週末、お母さんに電話してみよう。
★グチは、黙って受け止めてくれる人に言う★
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