コーヒーが冷めないうちにを読んでから1年。ようやく続編が読めました。

関連：【4回泣けます】コーヒーが冷めないうちに／川口俊和(サンマーク出版) 

この嘘がばれないうちに／川口俊和(サンマーク出版)

この嘘がばれないうちに 新品価格 ￥1,404から (2017/11/9 15:28時点)

〇あらすじ

『フニクリフニクラ』という名前の喫茶店のある座席に座ると、行きたい過去に戻れるという。ただし、そのためのルールもたくさん。

１．過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
２．過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
３．過去に戻れる席には先客がいる。その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
４．過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
５．過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

これだけのルールがあるにも関わらず、4人の人間が過去に戻り会いたい人に会いに行く。

第1話「親友」　二十二年前に亡くなった親友に会いに行く男の話
第2話「親子」　母親の葬儀に出られなかった息子の話
第3話「恋人」　結婚できなかった恋人に会いに行く男の話
第4話「夫婦」　妻にプレゼントを渡せなかった老刑事の話

〇感想

さて、今回も泣けます。前回よりも泣いたかも、私。自宅で一人で読むことをオススメします。とはいえ、「ここ、泣かしにかかってるな！」って雰囲気が嫌いな人は苦手かもしれません。わかりやすくいうならば、ディズニー映画(ここで観客を笑わせる、泣かせるってプロットを綿密に組み込まれた物語)が嫌いな人ですね。

ちなみに、今回の『この嘘がばれないうちに』は、最初の『コーヒーが冷めないうちに』の数年後。なので、順番に読んだ方が良いと思います。一話完結ですが、こっちから先に読むと『コーヒーが…』ネタバレします。