【江戸川乱歩賞作家の通訳捜査官の嘘×家族愛ミステリー】叛徒/下村敦史(講談社)
2015年11月4日
2016年9月9日
今日は、のほほんと過ごしている私です。という感じで、本の紹介。
叛徒/下村敦史(講談社)
価格:1,728円 |
○あらすじ
主人公の通訳捜査官・七崎隆一は、正義感から同じ職務に就いていた義父の罪を告発し、自殺に追い込んだ過去を持つ。そのことが原因で、家庭でも職場でも居心地が悪く、自分のしたことが正しかったのか悩む日々を送っていた。
そんな中、歌舞伎町で起きた殺人事件の捜査にあたっているとき、息子の部屋から血のついたジャンパーが見つかる。行方不明になった息子を孤独に捜索し、自分自身も通訳捜査官としてウソを重ねることになる・・・。
○感想
苗字の同じ、下村さん♪闇に香る嘘で江戸川乱歩賞とったあとの作品です。闇に香る嘘も読んだのだけど、それはまた今度紹介ってことで。
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さて、通訳捜査官なんて初めて聞いた職業だったけど、考えてみたらそうだよね。いないと、外国人の捜査できないよね。通訳捜査官だからこそできる嘘×家族愛の物語になっていて、奥が深いです。色々と、「え、そんな感じ?そんなうまくいくの?」という場面もありますが最後はほっこりできるかなぁ。
安心して読めるハードボイルド小説です!