【4回泣けます】コーヒーが冷めないうちに/川口俊和(サンマーク出版)

さて、今日はお昼から夕方まで飲んで、準備して夜の便でドバイに行ってきます!

コーヒーが冷めないうちに/川口俊和(サンマーク出版) ※ネタバレあり

コーヒーが冷めないうちに

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○あらすじ

『フニクリフニクラ』という名前の喫茶店のある座席に座ると、行きたい過去に戻れるという。ただし、そのためのルールもたくさん。

1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる。その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

これだけのルールがあるにも関わらず、4人の人間が過去に戻り会いたい人に会いに行く。

第1話「恋人」 結婚を考えていた彼氏と喫茶店で別れた女が、別れた日に戻って彼に会いに行く話
第2話「夫婦」 アルツハイマーを患い自分を忘れてしまった夫に、妻が会いに行く話
第3話「姉妹」 実家を継ぎたくなくて家出をした姉が、家業を押し付けた妹に会いに行く話
第4話「親子」 喫茶店で働くオーナーの妻が、子どもに感謝の気持ちを伝えに行く話

○感想

『4回泣ける』と話題の本。舞台脚本・演出家の方が書かれた本だそうです。確かに、読んでて舞台になりそうだなって想像できました。映像じゃなくて、舞台が合ってる。

そして、先日役者やってた頃の友達と再会したこともあって、なんだか舞台熱が。なんかお話書いてよ、みんなで舞台やろうよって盛り上がったから旅行から帰ってきたら書こうかな^^

さて、書いてて思ったけど、人間関係って『親子』『夫婦』『兄弟姉妹』『恋人』と『友達』くらいじゃない?だから、4回泣いちゃうよね。だって、絶対自分の周囲にいる人たちのこと考えるもん。親子に限らず親戚まで含めて考えたり、兄弟姉妹もだけどいとこ同士仲良い人ならそこも含めて思い出すだろうし…。「自分が会いたい人は誰だろう?もう1度会って話したい相手はどの瞬間の誰だろう?」戻れるなら…ってみんな自分の人生振り返ると思うんだよね。もちろん、私も考えました。

そんな中で、私が一番好きなのは第2話「夫婦」。夫婦っていう設定もだけど、アルツハイマーでおばあちゃんのことを思い出し、色々な部分を重ね、夫婦の絆を感じ、電車で号泣。これ、自宅で読むのをオススメします。実は第1話では泣かず…だったので、第2話そのまま読んだら涙腺崩壊。次こそは耐えようと第3話も号泣。第4話は、冒頭からヤバいだろうと判断し、自宅で読みました。正解。

泣いてスッキリするだけじゃなく、これまでの自分を振り返って色々考えることができるかと。舞台、観に行きたいな。

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