【「気がめいる陰うつな映画」第3位】映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』レビュー

先日紹介した「ミスト」よりもランキングの高い鬱映画をご紹介します。

関連:【「気がめいる陰うつな映画」第5位】映画『ミスト』レビュー

ダンサー・イン・ザ・ダーク

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〇あらすじ

セルマ(ビョーク)は、遺伝性疾患のため視力がだんだんと衰えていた。同じ病気に侵された息子ジーン(ヴラディカ・コスティック)の手術費用を稼ぐため、チェコから移民し、プレス工場で働いている。唯一の楽しみは、ミュージカルという空想の世界を作り上げることだった。

しかし、視力の悪化により仕事でミスが続き、セルマは工場をクビになってしまう。更に、警察官のビル(デヴィッド・モース)からはセルマの視力が衰えている弱みにつけこみ、金の隠し場所から金を奪われてしまうのだった。金を返すよう、セルマがビルに迫った拍子に拳銃が暴発し、ビルは死んでしまう…。

 

〇感想

ビョークが度々美しい歌声で映画を盛り上げてくれます…が、なんといっても救われない。ネタバレになりますが、『鬱映画』と評してる時点でネタバレですよね。

セルマがミュージカル好きということで、話の途中で彼女の妄想のミュージカルが繰り広げられます。それが素敵な部分でもあるし、気味悪く感じられる部分もあり、とにかく賛否両論わかれる映画です。基本的には『感動』なんでしょうけど、「なんとか、もう少し救われる話になっても良いのでは…」と思わずにはいられない。同様に思い出す映画は、邦画の「私は貝になりたい」です…。

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